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深刻な金融危機 [社説(社長の主張・論説)]

先日、大阪へ出張していた時、なにげに携帯でニュースを
見ていたら…。衝撃的なニュースを目にしました。

『ホンダF1撤退』

このブログは、いつもと雰囲気を変えて書いてみようと思います。

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私がF1を見だしたのは、ちょうど20年前の1988年だと思います。
当時は、セナプロ対決なんて呼ばれ、マクラーレン ホンダが16戦15勝するほどの
圧倒的な強さを誇っていました。そして、日本人初のフル参戦F1ドライバーとして、
中嶋悟がホンダエンジンのマシンで参戦したのも、その少し前当たりからでした。
その後、92年で活動を休止するまでのホンダの強さは、凄まじかったんですよね。

私にとってのF1の象徴は、フェラーリであり、ホンダであると思っています。
そんな偉大なメーカーが、2000年にBAR・ホンダとして復帰し、2006年からは
BARを買収し、オールホンダとして活動を広げていきました。
私が大ファンな佐藤琢磨選手が、04年アメリカGPで日本人として14年ぶりに3位表彰台
に上がり、06年ハンガリーGPでは、ジェイソンバトンがオールホンダで初優勝を飾り
ました。その後の成績は、なぜか下降線をたどり、失速していきました。
それでも、今年の始めに新体制を発表し、ミハエル・シューマッハと共にベネトン、
フェラーリで黄金時代を演出した立役者のロス・ブラウンをチームに迎え入れる等、
来年度2009年には大きく飛躍する事が予想されていました。
つまり、撤退なんて、少なくとも今年始め、福井社長の話では9月まではなかったと…。

一人のF1ファンとしては、この度の撤退は、残念であり、考えられないことでした。
あれだけ多額の資金を使い人材を集め設備をし、さー!09年はチャンピオン争いだ!!
って位の勢いを感じていました。それが…。
経営者として考えれば、ホンダの福井社長は苦渋の決断をした訳で、誰よりも悔しい
思いをしているのだろうと思いました。
ファンとしては、残念ですが、100年に1度と言われる世界的な金融危機を考えれば、
この度の撤退は正解だったのでは…。と考えるようになりました。

まさに、この深刻な金融危機を象徴する出来事だと感じましたので、ブログとして
書かせてもらいました。私も、一人の経営者として大変勉強させられる出来事でした。
まだまだ厳しい状態は続くと言われている中で、生き残って行く為にも、気を引き
締めて頑張らなくてはと、改めて考えさせられました。

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